2012年12月25日火曜日

猫の記憶力

何度か書いていますが、オレひじは元は捨て猫です。子猫のときに、五匹きょうだいで捨てられていて、残りの三匹は助かりませんでした。保護主さんが辛くも保護してくださり、縁あってうちの子になっています。

なかなか里親が決まらなかったこともあり、保護主さんの元で子猫から中猫期を過ごしています。たまに、「オレひじは保護主さんのことをちゃんと覚えているのだろうか」と話題になります。命の恩人かつ、育ての親の保護主さんです。忘れていたらバチが当たります。が、まあ、猫なので。

さて、たまたま先日保護主さんから電話をいただきました。うっかりしたことに、携帯をほったらかしにしていまして、気がついたのは電話をいただいた随分後です。留守録にメッセージを残してくださっていました。そのメッセージを聞いていたところ、
「うにゃ!」
と、ひじきの鳴き声が。今の今までごろごろお腹出してくつろいでいたひじきが、とてとてこちらに走ってきます。しきりに携帯を見上げてきます。もしかして、と思って、携帯をひじきに寄せてやりました。なんだか神妙な顔で聞いています。メッセージを再度、再生してやるとずっと聞いています。

――ひじき、覚えているんだね。

うちに来て、二年半以上になります。うちにくる数ヶ月前からシェルターにいたので、保護主さんの家を出てからは三年近く経っています。
それでも、ひじきは保護主さんの声を覚えていたようです。しっかりと覚えているわけではないかもしれません。それでも、何か記憶を刺激するところがあったようです。

何度か留守録を聞いた後、しばらくひじきはラグの隅っこで香箱を組み、遠くを見ていました。里心ついちゃったかな。今度、保護主さんに呼びかけてもらおうね。




ちなみに、寝ていたオレオにも留守録を聞かせたところ、「うん、なに?」というような顔をしていました。すぐにまた、寝ました。
覚えているんだ、と思いたい。。。

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